今日はグアムでレンタカーを借りるにあたって一番気になる保険について説明します。
お問い合わせでも一番多い部分でもある「保険」
なぜ、こんなにもお問い合わせが多いかというと、
理由の1つにレンタカー会社によって保険の名称が異なるということがあります。
保険の適用範囲を比べる際に、名称が異なると比べるにも比べにくいですよね・・・。
また、レンタカー会社の中には保険で補償がされる部分については詳しく説明していますが
適用されない範囲についての説明がないというところが多くあります。
そこで、グアム日産レンタカーの保険の全てを包み隠さずご案内します!
目次
1、自動車損害賠償保険(LP保険)
日本でも強制保険となっているので、みなさんご存知かと思いますが
運転中の事故による対人、対物保険となっています。
つまりは、運転者や契約をしたレンタカーに対する保険ではなく、
第三者に対する保険と考えてもらえたらと思います。
日産レンタカーLP保険限度額
・第三者の損傷及びを死亡などの場合
→一人あたり最大$100,000.00まで
→1事故最大$300,000.00まで
・対物が破損した場合
→1つに対して最大$50,000.00まで
アメリカでは一部を除いて基本的に含まれているので特に心配をする必要はありません。
日産レンタカーでは特に記載がありませんが、CDWに含まれており、
もちろん強制保険となっています。
・事故にあった際の第三者に対する保険
・強制保険として含まれている
・運転者やレンタカーに対する保険ではない
2、車両損害補償制度(CDW AUTO車両免責$500)
運転者の過失によりレンタルした車両に損害が及んだ場合に運転者の損害負担額を軽減する制度です。
日産レンタカーでは$500までは運転者が負担し、$501以上については保険会社で補償が可能となります。
この制度はレンタカーに対するものとなっており、
日産レンタカーでは全車両基本保険として追加料金なしで適用がされます。
運転に自信があり、自分が事故を起こさなければいいのではないかと思いますが
事故とは自分が被害者になることもあるということを忘れてはいけません。
明らかに相手の不注意による事故だった場合にもCDW保険のみ加入された場合は
まず、$500をお支払い頂きます。
その後、警察署からポリスレポートより相手の不注意だったことが判明し
相手の保険会社から日産レンタカーに支払いを確認後に$500を返金となります。
しかし、万が一、相手の不注意が確認できなかったり、
相手の不注意が確認できたのにも関わらず、保険に加入しておらず支払いが難しい場合には
日産レンタカー利用者が$500を支払わなければいけません。
もう一度、警察で話を聞きたいと思っても日本から何かできるわけではなく
金額がものすごく高額ではないということもあり、諦めるということも・・・。
また、2020年2月からCDW車両免責$500からCDW AUTO車両免責$500に変更されました。
今まではどんな事故においても保険が対応されたのですが、自動車同士の事故の際(CAR TO CAR)にのみ保険が適用されます。
つまりは車両と建物や人との事故の場合は適用されないということになります。
建物や人との事故は注意をしていれば防げる事故でもあるので、運転するときにはしっかりと注意が必要です。
・事故にあった際のレンタカーに対する保険
・日産レンタカーでは基本保険(全車両含まれている)
・事故にあった場合、$500までは支払わないといけない
・他者の不注意で事故にあった場合も、場合によっては$500まで支払わないといけない可能性もある
・自動車同士の事故(CAR TO CAR)の場合のみ適用可能
3、SUPフルカバー保険(ZDW/CDW車両免責$0)
運転者の過失によりレンタルした車両に損害が及んだ場合に保険会社が全額保証する保険です。
CDW AUTO車両免責$500のアップグレードしたものとなります。
CDW AUTO車両免責$500では対応できなかったCAR TO CAR以外の事故も対応することができます。
任意保険のため希望の場合は1日$19の追加料金はあります。
日産レンタカーのSUPフルカバー保険の一番の魅力は
タイヤのパンクやタイヤホイールまで全て保証してくれるところです。
特にグアムではパンクが多いため、パンクは保険適用外となっているところが多くあります。
また、グアムで一番きれいなリティディアンビーチに行く道が悪路となっているので
行くのを禁止しているところもたくさん・・・。
グアム日産レンタカーではグアム観光をたっぷりしてもらいたいと
リティディアンビーチの乗り入れも許可しています。
ただし、SUPフルカバー保険に入ったからといって、一切支払いがないという訳ではありません。
・事故後の対応手続きにかかる費用$35 |
・スタッフの出張費$25 |
・車両のドアがロックがかかり、開かない場合のスタッフ出張費($15) |
・車の鍵の紛失($200~$250)や浸水、破損 |
・駐車禁止の区域に駐車した際、車両の牽引費用(約$250)や日産スタッフによる牽引車両のピックアップ費($35) |
・お客様の不注意によって鍵を紛失や車両の盗難 |
・事故報告書(ポリスレポート)を受けない場合 |
・飲酒運転や交通ルールを守らなかった場合 |
・事故時、免許証原本を不携帯の場合 |
・車両引き取り時、登録しなかった運転者が運転した場合 |
・飲酒あるいはグアム道路交通法に違反して事故が発生した場合 |
・交通違反チケットの罰金や処理手続き(罰金未確定の場合$100を仮チャージをした後 、確定後正式価格を請求) |
・台風、豪雨、地震などの自然災害による車両の浸水や破損 |
・オフロードでレンタカーを運行した場合 |
万が一、運転中にパンクしてしまい、移動が難しいという場合は
日産レンタカースタッフが運転者がいるところまで向かい、可能な場合は修理となります。
その際の出張費$25は別途です。
また、修理も不可能でレッカー車が必要となった場合も別途料金。
パンクをしても支払う金額が全くないというわけではないので、その点ご注意ください。
そもそも、日本で考えたらパンクなんてそうそうないだろうと思いますがグアムではよくあるそうです。
それは舗装されていない道がまだあるというのも1つですが
工事の後の釘などをしっかり処理をしていないというのも・・・。
気をつけていても防げない場合もあるということは覚えておかないといけませんね。
・事故にあった際のレンタカーに対する保険
・任意保険のため希望の場合は1日$12の追加料金が発生
・事故にあった場合、車両に対して保険会社が全額補償してくれる。
・事故にあった場合、車両以外の費用(スタッフの出張費用、レッカー車利用費用など)は保険適用不可。
3ー1、リティディアンビーチ
グアムビーチの中で一番美しいと言われるリティディアンビーチ。
「イパオビーチ」や「タモンビーチ 」もきれいだけどと思っていましたが
実際に行ってみると透明感が全然違います!
遠くからでも水がキラキラ光っていて、塩水ということを忘れて思わず飲んでしまいそう。
グアムに来たからには絶対に直接足を運んで頂きたいおすすめ観光スポットです。
今は工事中となっていて、少しずつしっかりと舗装がされてきています。
しかし、見ての通り、砂利道でところどころに大きな凹みがあるので
スピードを落として、ゆっくりと進む必要があります。
また、砂利道ということもあり前の車からの砂ほこりがすごく視野が悪い。
慣れているという場合は問題ないかと思いますが
普段あまり運転をしないという場合はちょっと心配になるのも事実です。
そういう不安要素もあり、多くのレンタカー会社ではリティディアンビーチの乗り入れは不可となっています。
しかし、日産レンタカーではパンクも保険で補償が効くためリティディアンビーチも行くことが可能。
日産レンタカーでレンタルしたならば、ぜひ足を運んでほしい観光スポットです。
「初めてのグアムでリティディアンビーチは難しいのか?」と質問をされたことがありますが
そんなことはありません。
気をつけて、ゆっくりと進めばどなたでも問題なく行くことができます。
グアム観光の中でも必須となっているのでぜひ、一度足を運んでみてください。
4、PAI搭乗者保険
今までご紹介したのは車両に関する保険でしたが、
PAI搭乗者保険はその名の通り、人に対する保険です。
1日$12の追加料金にて加入することができます。
日産レンタカーPAI保険限度額
・失明を含む死亡などの場合
→運転者$200,000/各同乗者$20,000
・治療が必要な場合
→基本運転者$5,000/各同乗者$5,000
旅行の際に加入される旅行保険でもカバーできる場合が多くあります。
加入される前に限度額を確認した上で、本当に必要な場合のみの加入がオススメです。
5、NOC(ノンオペレーションチャージ)
NOC(ノンオペレーションチャージ)とはレンタカーが事故などにより傷がついたり修理が必要な場合、
車両が使用できない期間、レンタカー会社に与える損失を弁償するために支払うというものです。
日本のレンタカーではほとんどのレンタカーがそのシステムを設けていますが
グアムでもいくつかの会社は取り入れています。
大きな事故ではなく、ご自身で移動が可能な場合と、ご自身で移動が不可能な場合で金額が異なります。
フルカバー保険ではカバーができず、NOC(ノンオペレーションチャージ)も
補償される保険に加入する必要があります。
例えば、対物にぶつかり車が凹んでしまいました。
使用するには問題はありませんが、別のお客様に貸し出す前に修理をする必要があります。
その場合にも、NOC(ノンオペレーションチャージ)が発生するので、
フルカバー保険と同様に加入するのがよさそうです。
しかし、日産レンタカーにはNOC(ノンオペレーションチャージ)がありません。
事故に遭って、車両に傷がついてしまっても必要なのは車の修理代のみ。
SUPフルカバー保険に入っていれば、保険で一部対応できない部分を除いて対応されるので、
高額な支払いもなく安心です。
・事故などにより車両が使用できない期間、レンタカー会社に支払う弁償金
・フルカバー保険でも適用されず、別途で保険に加入する必要がある
・日産レンタカーにはNOC(ノンオペレーションチャージ)がない
6、見落としやすい保険内容
レンタカーの保険の中でも、多くの会社が利用している基本の保険をご紹介しました。
日産レンタカーではSUPフルカバー保険で車両の修理費を全てカバーすることができ
その他、牽引車やスタッフの出張費などは含まれません。
また、意外な部分で保険に対応されなかったり、費用がかかる可能性がある部分をご紹介します。
6−1、Car to Carのみ対応
”事故”というと車と車による事故の印象が強いかと思いますが、そうではありません。
建物にぶつかってしまったり、ショッピングモールなどの駐車場に駐車している間に起こることもあります。
レンタカー会社によると、車と車のみ保険が適用され、建物にぶつかった時や駐車している時に適用できない場合も。
例えば、ショッピングモールにレンタカーを止め、楽しくショッピング。
車に乗って次の目的地に行こうと思ったら大きな傷ができていました。
もちろん、フルカバー保険に加入したので、安心してレンタカー会社に連絡したところ
「車が停車中の事故で、車と車による事故と判断できないため保険適用外」
そう言われたという事例も過去にあったというのを目にしました。
HPに記載していないという場合は対応していない考えるのが◎
正確に確認するのは問い合わせをするのが一番です。
6ー2、レンタカーの車上荒らし
日本ではなかなかないのですが、グアムでは観光客をターゲットに盗難事故もないわけではありません。
リティディアンビーチが立ち入りを禁止している理由の一つとして、
車上荒らしがグアムの中で比較的に多いということもあるそうです。
車上荒らしのターゲットになりやすいのが、車内に些細なゴミや荷物を置いてしまうこと。
犯人は車内に何か小さなものでも置いてあることで、他にも何かあるかもしれないと判断し
窓ガラスを割って、車内を漁ることがあるそうです。
日産レンタカーでは車を駐車した際は貴重品はもちろん、必ず車内に何も置かないようにと忠告をしています。
しかし、万が一、車上荒らしにあった場合、車内にあった荷物に関しては補償等ありませんが、
窓ガラスが割られてしまったりといった車両に対しては保険の適用が可能となります。
旅行中はいつ、どこで、何が起こるわかりません。
小さな事故はもちろん、大きな事故に関しても保険でどこまでカバーしてくれるのか、
事前にしっかりと確認することが大切です。
6−3、事故処理手数料の金額
事故処理手数料とはお客様が事故に遭い、ポリスレポートを受領し
レンタカー会社に提出後にレンタカー会社が行う手続きになります。
裁判所に訪問して手続きをする等、処理をするには時間と労力がかかります。
その際に発生するのが事故後の事故処理手数料となっており、
どのレンタカー会社もフルカバー保険に加入しても保険では対応できない費用となっています。
しかし、チェックするポイントは金額が異なるということです。
多くのレンタカー会社では事故処理手数料が$150となっています。
グアム日産レンタカーでは$35と金額に大きな差がありますね。
事故処理手数料とは大きな事故に関わらず、ポリスレポートを日産レンタカーに提出した
全ての場合に発生するので、大きな出費となります。
もちろん、事故が起こらなければ発生しない金額ですが、頭に入れておく必要があります。
・Car to Carのみ対応していないか(車両と車両がぶつかった場合のみ)
・車上荒らしに遭った場合、保険が適用できるのか
・事故処理手数料の金額チェック
7、まとめ
どのレンタカー会社も保険の内容は同じですが、保険で補償が効く範囲が異なります。
HPに記載している部分だけをチェックするのではなく、
「万が一、こんなことがあった時は保険で対応できるのか?」、「この場合はどうか?」
などシミュレーションをしていただき、不安な点などは必ずお問い合わせをすることをオススメします。
特に、一番チェックが必要なのが下記の事項となります。
・フルカバー保険はどこまで補償がされるのか?
・リティディアンビーチに行くことができるか?その場合、タイヤのパンクなども保険対応ができるか?
・NOC(ノンオペレーションチャージ)があるか?
・駐車している場合にも保険対応ができるか?
・車上荒らしにあった場合の保険対応
・事故処理手数料の金額
レンタカーを借りるときに一番重要となる保険!
安心できる保険と共に、楽しいグアム旅行を。